「鍵開けたから、幸歩…先にどうぞ。」 マンションに着くと、柊平が家の鍵を開け、扉を手で止めながら私を先に中へと入れてくれた。 「うん…ありがとう。」 こういう、細やかな優しさ…嬉しいんだよね…。 中に入った私は食材の入った袋を持ってキッチンへ。 ちょっと早いけど…もう始めちゃおうかな…? 夕食の準備。