「あの…また月曜日から宜しくお願いします…。」 「こちらこそ。また宜しくな。幸歩…。」 えっ!? ちょっ……ちょっと待って? 宇堂さん、今…… 名前、呼びませんでした? 最後…小さい声で聴き取りにくかったけど、私の名前…だったよね…? な…なんでいきなり?? ポカンとハテナマークを浮かべる私をよそに、宇堂さんは手を振ってお店から出ていってしまった。