二人で思う存分、ドレスをみた後は…


大通り沿いにあるカフェに入った。


クラシックのかかるホッと落ち着ける店内。


店員さんに案内されて、私たちは窓際の席に座った。

「幸歩と、こういうところ入るのって……もしかして、初めてじゃないか?」


柊平はテーブルの上のメニューを開いた。


「うん…。初めて…。」


高校生の頃は、日中に…こんなに人がいるような場所には来れなかったもんね…。


ご飯は家で食べていたし…。


そういえば、社会人になった後も外食って、意外にも行ってなかったなぁ…。