「幸歩が着たら…似合うな。絶対…。」 ショーウィンドウの近くまで寄って、二人で見つめた。 「……私も、こんな素敵なドレス…着れたらいいなぁ…。やっぱりウェディングドレスって、憧れだし…。」 「もう近いうちに着るだろ?幸歩の憧れは…現実になる…。」 近いうちに……かぁ。 ウェディングドレスって、なんだかずっと憧れの気持ちがあった…。 でも、それは憧れだけで… まさかこんなに早く自分が着れる日が来るなんて、思わなかったなぁ…。