そっか…。 そうだったんだぁ…。 柊平は、いつでも落ち着いているっていう印象ばかりだったんだけど、本当は私のこと…… そんな風に思って接してくれてたんだ…。 「あっ!幸歩〜、笑ってる。」 柊平は人差し指で、私の頬をプニプニと押した。 「なんかね…、柊平が高校の頃の気持ちを話してくれたことが嬉しかったの。」 私が知らない柊平の気持ち…だもんね。