「せっかく土曜日で天気もよさそうだし…二人でどこか行って来ようか?」 柊平はカーテンに手を伸ばして少し開けた。 さっきよりも、眩しい光が部屋に零れて明るく照らす。 「…そうだね。風邪もスッカリ良くなったし、行こうかな…。」 カーテンの隙間から見える青空を見上げた。 「んじゃ、決まりだな。」 抱きしめていた手をゆっくり離して、起き上がる柊平。 それに続いて、私もベッドから体を起こした。