「しゅ…柊平、起きてたの…?」 唇が離れると、私は顔がカァッと熱くなった。 「起きてたんじゃなくて、起きたんだよ。幸歩のキスで。」 ツンツンと私の唇を人差し指で軽く突くと、柊平はニヤッと笑みを浮かべた。 キスで起こしちゃったんだ…。 な…なんだか恥ずかしい…。 自分の熱くなった頬を両手で押さえていると、私のおでこに、柊平がコツン…とおでこをくっつけた。