――――――…‥ ―――――…‥ 夕日がカーテンの隙間から差し込む、その光で目を開けた。 寒気も感じなくなり、体を起こしてみると重たくダルい感覚もとれていた。 風邪…やっとよくなったみたい…。 喉も、昨日はあんなに痛かったのに、それもなくなっちゃった…。 やっぱり大人しく寝てるに限るなぁ…。 ベッドから下り、新しいパジャマに着替えて、温かいカーディガンを羽織った私はキッチンへ。 調子もよくなったし、柊平の夕食だけ作っちゃおう…。 ゆっくりと準備を始めた。