「うん…。」 私が頷くと、二人でニッコリと笑った。 そして…お互い自然と引き寄せられるようにして抱きしめあう。 「あったかいな…。幸歩といると、心の奥から指先まで…全てが温かさに包まれる。」 「私も…温かい…。上手く言葉には出来ないくらいだよ…。」 柊平の胸に顔をピタリと埋めた。 聞こえてくる柊平の鼓動のリズムに、ドキドキしてしまう。