「柊平…また明日から学校始まるけど…、あの…また何かあったら遠慮なく言ってね?」 なんとなく、不安がまた押し寄せる。 生徒からの電話だって、いつ柊平にもかかってくるか分からないよね…。 「ありがとう。ちゃんと幸歩に話すよ。だから…」 肩を優しく撫でたあと、柊平は私の体を向き合わせるようにさせた。 「幸歩も何かあった時は、遠慮せずに何でも言ってくれよ?俺は、ずっとお前を大切にしていきたいから…。」