「柊平は…大丈夫なの?」 「俺は今のところ何もないから大丈夫。増えてきた…とはいえ、ごく一部の生徒からみたいだし…。そのうちに、おさまると思うから。」 柊平は、ニコッと笑顔を向けてくれた。 そうだといいけど…。 「幸歩、そんなに心配そうな顔するなよ。本当に大丈夫だから。なんか話したら、気が楽になった…。幸歩のおかげだな。」 柊平は私を引き寄せると、唇をゆっくりと重ねた。