「アイツ、幸歩と携帯の番号を交換しようとしてたんだよ。さり気なく自分の携帯出してただろ?」 「うん、そういえば…。」 「あれは、どう考えても幸歩を誘ってたんだよ。いわゆるナンパ。」 「な…ナンパ!?」 そ…そうなんだ…。 全然、気付かなかった…。 何度も瞬きをしながら驚いていると、チュッと唇にキスをされた。 「頼むから、もっと自覚して?幸歩は可愛いんだからさ…。」 私と同じ目線に背を屈めると、優しく微笑んだ。