ポカンと口を開けたままの男性をあとに、私は柊平に連れられて一気に展望台までたどり着いた。 「は…速いよ、柊平。」 階段を駆け上がるように上ってきたため、息があがってしまった。 「幸歩は、さっきの男が言ってた意味…分かってるのか?」 「え…?」 意味って言われても… 「…友達になりたいって思って、言ってくれただけなんじゃないかな…?」 それ以外にないと思うけど…。 柊平は、そう答えた私を見ると苦笑いを浮かべた後、ギュッと抱きしめた。