「幸歩がいなくなったことに、すぐに気付けなくてごめんな。明日は、ちゃんと傍に居るから…。」 「ありがとう…。」 柊平の温かい腕の中で、笑顔がこぼれていた。 この温もりには、何度となくホッとさせられてきた。 私の大切な居場所…。 ずっと離れたくないな…。 どんなことがあっても、離したくないよ…。