「それで、俺も幸歩のこと探し回ってたんだ…。だけど逆にそれが裏目に出ちゃったな…。」 “ごめん”って言いながら頭にキスする柊平に私は首を横に振った。 「柊平のせいじゃないよ…。それに…見つけてもらえたから嬉しかった…。」 「俺も、幸歩を見つけた瞬間、本当にホッとして嬉しかったよ。」 後ろに振り向くと、柊平がニッコリと微笑んでいた。