「…その前に温泉に浸かって来るよ。だから、湯冷めしないようにしてろよ?」 柊平は、私が持ってきていたカーディガンを羽織らせてくれた。 「うん…。ちゃんと待ってるからね…。」 私がニッコリ笑うと、柊平は少し頬を赤くしながら、お風呂へ。 一人になった私は窓から外の景色を眺めた。 もう空も暗くなってきちゃった…。 雨も相変わらずシトシト降ってる…。 明日は晴れるといいな…。