宿に戻ると、すぐに部屋へ。 「体冷えただろ?先にお風呂入って来いよ…。温まると思うし…。」 「うん……そうしようかな…。」 私は小さな声で頷く。 「ほら、幸歩。さっきは見なかったけどさ…」 柊平は私の肩に手を回すと、部屋の奥にある扉を開けた。 「わっ…ここにあったんだ…。」 目の前には小さな露天風呂。 白い湯気があがっていて、温かそう。 個室に温泉がついてるんだ…。