車に戻って来ると、柊平は急いでエンジンをかけた。 「すぐ温かくなると思うから…。」 柊平はエアコンのスイッチを入れると、助手席のドアを開けてくれた。 私が乗り込むと、すぐに宿へと車を走らせる。 服が濡れてしまっているため、少し震えてしまう私を本当に心配そうな顔をして“もう少しで着くからな。”“大丈夫か?”って、何度も声をかけてくれた。 こんなに心配させちゃった…。 せっかく楽しい旅行にしよう…って思ってたのに、私ってば何してるんだろう…。