「ごめんな…。こんなに濡れて寒かっただろ?風邪ひくといけねぇから、とりあえず宿に戻ろう?」 柊平は着ていたジャケットを私に羽織ると、肩を抱き寄せながら歩く。 あったかいなぁ…。 柊平のジャケット…。 柊平の香りに包まれながら、心も温かい気持ちで満たされていく。 私…こんなに落ち着ける場所って、柊平しかいない。 さっきは、あんなに不安で寂しくてどうしようもなかったのに、今は…心がスッカリ安心しきってる…。 寂しさも消えちゃった…。