「さすが屈指の紅葉スポットだけあるな。まさかこんなに人がいるなんて。」 柊平は、モミジよりも人の多さに関心がいっているみたい…。 気持ちは分かる…。 まさかこんなに賑わってるとは…私もビックリだし。 「これだけ多いと、幸歩の可愛さを色んな奴に知られるから複雑だな。」 「なっ…何言ってるの!?」 ビクッと反応しながら、柊平を見つめた。 いきなり私の話題にしないで欲しいんだけど…。