「幸歩、可愛いな。今日はポニーテールだし、ジーンズだし。」 車を運転しながら、こちらをチラッと見てサラリと言う柊平に顔が熱くなった。 「あ…あんまり見ないで。恥ずかしいし……、柊平は運転中でしょ?」 「運転中だけど、ほら、赤信号。」 柊平に言われて、前を見るとタイミング悪く赤信号になっていた。 なんか、今の柊平の声… かなり弾んでたよね…。 まさに赤信号になるのを待ってました!って感じだったな…。