「そ…その話はいいから、持ち物を……」 「ちゃんと揃ってるじゃん。今、ここからサッと確認したけど、大丈夫。」 さり気なく確認してくれてたの!? それなら…柊平も見てくれたことだし、準備はこれで終わりにしよっと。 「じゃあ、そろそろ寝ないと…。明日は旅行だし。」 立ち上がろうとしたけど、柊平にガッチリとお腹に手を回されていて立てない。 「いくらなんでも、まだ寝ないだろ?」 クルッと体を柊平の方へと向かされた。