「えっと……旅行のこと!どこに行こうかな…とか色々と考えてたの。」 「ふーん…。」 柊平にジーッと見られ、思わず目を泳がせる。 な…なんか、探られてる!? 「…まあいいや。俺も気にしてばかりじゃいけないよな。幸歩は、ちゃんと俺の傍に居るんだから。」 チュッと唇にキスをすると、着替えをしに部屋へと行ってしまった。 や…やっぱり、嘘だって分かっちゃったみたい…。 いつものことながら、鋭いな…。