「な……なんか、ゆっくり話でもしようか…って思ってたけど、そんな余裕もなくなるな…。」 「えっ?余裕って…何が?」 「だってさ…今のはねぇだろ?」 まだ頬がほんのり赤い柊平に、私は疑問符が浮かぶ。 今、私……ただ単に笑っただけだったのに、気分損ねちゃったのかな…? 変だった……とか? 「よく分からないけど、ごめんね?もう寝よっか…。」 電気を消そうと、ムクムクと起き上がろうとした時だった。 「違うよ…。」