「…やっぱり、俺と幸歩は気が合うんだな。」 「え?」 「俺も、頭に浮かんだのは5月だったから。出会いがなければ、今の俺たちは無かった…。」 頬にキスをされて、私はコクンと頷く。 今があるのは、過去のおかげ…だよね…。 「よし!5月に式…挙げような?これから、忙しくなるぞ?準備も色々としなくちゃいけないからな。」 張り切った表情で私の頭をポンポンと撫でる。 「柊平と一緒なら…楽しく準備も進められそうだね…。」 ニコッと笑顔を返すと、柊平は少し頬を赤らめていた。