「や…やり方が反則なの!」 何だか自分のことを見透かされてるのが悔しくて、プイッと横に顔を向ける。 まだまだ子どもだなぁ…私。 「やり方は、反則になるくらい強引にいっておかないとな。幸歩はガード固いから。」 えっ!? そ…そんなに固くないよ。 柊平と出会った頃は、多少はバリア張ってたけど…今はもう……ガードしてるつもりもないもん…。 「別にガードなんか…してないから、ご…強引じゃなくてもいいよ…。」 顔は横に向けたまま、小さく呟いた。