「絶対に美味しいよ、幸歩の作った料理なんだから。」 ボンッと顔から火が出るんじゃないか…っていうくらい熱くなる。 そ…そんな風に断言されると、プレッシャーだよ…。 「そ…それじゃあ、食べましょうか…!」 火照る顔を柊平にあまり見られないように、料理の置かれたテーブルへ視線を移した。 「幸歩、ダメだろ?忘れてること…あるじゃん。」 へ? 忘れてること?? 「俺の方に顔…向けて?」 その言葉に、ゆっくりと顔を向けると…… 柊平は、私の唇にチュッと温かいキスをした。