「……愛梨はさ、俺の夢知ってる?」 夢…? 「優斗の夢は、あの高校に受かること……じゃないの……?」 「……違う。 それは、母さん達の夢だよ…。俺は、あの高校に行っても何も変わらない。きっと、あの高校に行ったら、一生縛られたままの人生になっちゃう。 俺は、普通になりたいんだ。 だから、わざと白紙でテストを出して落ちた。ただ、それだけだよ。」 「優斗……。」