「飲み物、お茶でいい?」 「あ…、うん。」 久しぶりに見た優斗は 眼鏡をコンタクトにし 少し身長が伸びて なんか別人のように見えた。 「あのさ、なんで俺がここにいるって……――。」 「麻美サンに聞いた。 全部聞いたよ。優斗がわざと高校落ちたことも、その事をお母さん達に黙ってる事も……。 」 「……………。」 「……ねぇ、なんでわざと落ちたりなんかしたの?」