リビングには もう支度を済ませた お兄ちゃんがいた。 「は?お前まだいたのかよっ!!電車間に合わねーよ?」 「うんっ!そうだね♪」 あたしはとびっきりの 笑顔でお兄ちゃんを 見た! 「…ニヤニヤしてんじゃねーよ。お前がやっても可愛くねーし」 「うるさいなあ!駅まで送れよ糞兄貴!」 「なんだ!その態度!お兄ちゃん怒ったぞ~」 「お前がきもいから。てか遅刻する!」 「しゃーねーな。ほらっ!」 そういって兄貴は だるそうに車の鍵を 投げてきた。