「ごめんって!!
でもなんか学校行ったら海と会われへんなるから
嫌やなぁ・・・。」
陸はさっきのテンションから急にガラッと変わって
悲しい顔をした。

「さっきの陸はどこやねん!!」
うちはそんな陸に突っ込んだ。
「なんか俺ボケになってるやん!!
ボケ担当は海じゃね?」
うわっ、ムカつくやつやなぁ・・・。
「うっさいわ!アホ!!」
うちらはそうやって言い合ってると、
もう学校に着いてしまった。
「もう着いちゃったよ~ん・・・。」
「まぁ・・・帰り会うしな!
終わったらお前のクラスに行くから待ってろよな!!」
と、陸はうちの頭をポンと叩いて行った。






ホント、いいやつなんだから・・・。
どこまでうちの心を奪う気だよ・・・。






「海ーーーーー!!」
うちはなんか久しぶりに空に会った気がする。
もちろん、2日ぶりか。
「空!!おはよ!!」
うちはとにかく話が聞きたかった。
「あっ、話なんやけど・・・お昼でいい?
結構長いんやな。」
そう言われて、肩を落とした。
なんだ・・・後でかぁ・・・。
でも、今日聞けるんやからな。
まぁ、いいやっ。