「本当だ―!行こっ」
「もうすぐお家だね!」
美沙と梓は仲良く手を繋いで横断歩道へ歩き出した。
そして二人のすぐ後ろを歩いた。…雨が少し強くなった。
──バンッ!!!
何かがぶつかる大きな音がした。その場にいたほとんどの人が足を止め、音のした方を見た。
横断歩道の横でトラックと乗用車がぶつかって乗用車の方は電柱にぶつかりたいはしていた。
そしてトラックが事故の衝撃で横断歩道に突っ込んで来た。
美沙と梓は事故の音を気にせずに横断歩道を渡っていた。そして、そこへトラックが突っ込んでいった。
「危ない!!!」
────キィ――!!!!
バンッ!!!
