歩き出してすぐ、微かに奥から光が見えた。暗く長かった道がもうすぐ終わる。 ずっと暗い所にいたので光が物凄く眩しく感じた。 「やっと着いたのか?……しかしこんな道をよく王様が通るよな。暗いし、汚いし、臭いし…」 どんどん進んで行くと、さらに光が大きくなっていった。 そしてアリスは暗い長い道を抜けた。