アリス逃走中




「ということはここはあの世か?」

「違う、不思議の国だ。…話を戻すが、今からゲームに参加してもらう。」

「…分かったよ。本当に生き返らせてくれるんだよな?」

「私は嘘はつかない。…じゃあ、今からお前はアリスだ。」


「アリスか……」小声でぼそっと言ったがまた女王には聞こえていた。


「アリスという名では不満か?」


「…いや、別に不満じゃない。………良い名前だ。」

顔は笑顔だったが、その笑顔いには裏があるようだった。