真っ暗で何も見えない深い闇。 「ようこそ不思議の国へ。」 どこからか声がした。 「誰だ!!」 辺りを見回すが誰もいない。 …が、足音が微かに聞こえて来る。そしてだんだん近づいて来た。 そして足音は止まった。 「女王様がお待ちです。……では、またいつかお会いしましょう。」 「…ちょっと待て!意味が分からない!!なんだよここは!!」 「いってらっしゃいませ。」 言い終わるか終わらないうちに真っ暗だったがいきなり明るくなった。そしてその眩しさに目を閉じた。 「ちょっと待てよ!……」