いまも はっきり覚えてる 溢れる涙を拭きながら 一瞬顔をあげたとき 先輩の歩く後ろ姿が 目の前にあった また時が止まりました ねぇ 先輩? あの時 追いかけて 「卒業おめでとうございます」なんて言えてたなら 先輩との距離は もう少し縮んだかな、 遠ざかる 大好きな歩き方を 熱くなる目頭と 歪む視界と一緒に ただ 見つめることしか できなかったんだ