先輩…

信じられなかった
受け止めたくなかった

先輩に会えなくなるのが
先輩の声きけなくなるのが


つらくて
どうしようもなくて

2年がお見送りをしなきゃいけなくて
中庭の南中ロードを囲んで
拍手で3年を見送ってるのに


あたしは
校舎のつめたいコンクリートの壁にもたれて
座りこんで
泣いてた

付き添ってくれてた
恋愛上手の親友は
ずっと頭を
ポンポンしてくれてた