『…き… 結城… 結城様?』 俺はかなり 爆睡してたらしい。 呼んでくれた声にも 全く反応しなかった。 「…ん― どうかした?」 伸びをしながら俺がいうと その子は顔を真っ赤にした。 『…あ 理事長が理事室に来いと 結城様に伝えてくれって//』 理事長… 嫌な予感がする。 「わかったよ。 ありがとうね。」 そう言って俺は教室を出た。