瑞稀のあとを追って 部屋に入る。 椅子に理事長らしき人が 座ってる。 男前でスーツを着こなし 黒い髪を オールバックにしているのが すごく似合ってる。 『君が坂崎 結城君かな?』 優しく微笑んだ顔は 幸大にそっくり。 「はい。 お世話になります。」 そう言って俺は頭を下げた。