雅仁と明史は なんだかんだ言ったあと 荷物を詰めるのに 協力してくれた。 『ただいまー』 5時を回った頃 母さんが帰って来た。 雅仁と明史は顔を あわせると リビングへとむかった。 俺も何となくあとを 着いていった。 『なあなあお袋。』 最初に喋ったのは 雅仁だった。 『あら。雅仁。 どうかした?』 『ゆう… 男子校に行くんだって?』 『そうよ。 この子なら ばれないだろうしね。』 …そこ!?