次の日、あたしは高校を辞めた。
龍哉との思い出があり過ぎてツラいから。
でも慎耶と実美は高校に行っている。
きっと普通はこんなことしない。
でも、あたしにとって龍哉は大切な人だヵら。
だヵら余計ツラいの。
毎日街を歩き回った。
「梨李、何処行く?」
隣には知らない男。
「何処でもいいよ」
「ぢゃあ・・美味しいデザートがある店行くか?」
・・龍哉と行きたいのに・・。
「いいよ、別に」
「ぢゃあ行こうか」
その男は微笑む。
あたしにそんな顔見せないでよ。
嬉しくないくせに。
ど-せ他にもしてんでしょ。
あたしは龍哉だけが好きなんだヵら。
家に着く。
玄関でブーツを脱ぐ。
「お前、また他の男と一緒に居たらしいな。俺のダチ見てたぞ」
結城兄ちゃんがリビングヵら出てくる。
「ふ-ん。だヵら何?」
あたしは性格を変えてしまったらしい。
「龍哉が見たら悲しむんぢゃねぇのか?」
「でも龍哉居ないから関係ないし」
自分の部屋に向かう。その後ろヵら結城兄ちゃんがついてくる。
「お前、本当は気付いてるんぢゃねえのか?」
「関係ない」
部屋のドアを閉める。
ドアの向こうヵら兄ちゃんの声がまだする。
「一回龍哉に逢いに行け。絶対何か変わる。いいか。絶対行けよ。明日、場所を教える。行って来い」
そう言って兄ちゃんは降りて行った。


