愛しい君へ



飛び起きる。
呼吸が激しく乱れる。
まただ・・・。
前にも同じ夢を見た・・。
龍哉が危険だった時だ・・・。
でも龍哉はもう危険ぢゃないはず・・。
今日だって健康だった・・。
てヵ・・今何時・・?
時計を見ると9時。
外は明るいから朝が来たのだろう。
ベッドに寝ていた。
昨日たしヵソファで夕飯を待ってて・・。
そのまま寝たんだろう。

「梨李!」
唯兄が勢いよくドアを開ける。
「どしたの?」
「早くそれに着替えろ」
服をおもむろに投げられる。
唯兄は背中を向けて待ってる。
とりあえず着替えた。
「よし。下で結城が待ってる。急げ」
唯兄は慌しい。
階段を駆け下りる。
「急げ!」
投げられたヘルメをかぶってバイクに乗る。
「俺も後ですぐに行く!」
その声を聞いてバイクは発進した。
バイクの速さは今までで一番速い。
結城兄ちゃんもきっと焦ってる。

そして着いた場所は病院だった。
しヵも龍哉の入院している病院。
鼓動は速くなる。
なんでこの病院?
他にもいろいろと病院あるのに。
どうしても龍哉のことは考えたくなかった。
「梨李、早く来い!」
バイクを停め、結城兄ちゃんが手を引く。