…にゃぁ。 手を離した瞬間、 小さく鳴いた。 寒いん? 寂しいん? 大丈夫やで、俺が居るから。 大丈夫やで、お前まで失ったら 俺は生きてけへんから。 無性に愛しくて 可愛いくて 傍に干してあったタオルで小さな身体を包むと、そのまま抱きしめる。