「奥様、北原様です」


「入っていただいて。」




「失礼します。」
部屋の中には綺麗なテーブルがあり、そこの椅子に蓮の母親が座っていた。


「そこに座ってちょうだい。」


彼女が言うように、私は彼女の向かい側に座った。