「あ!聞き忘れてたけど、どこに行くんですか?」

蓮は、ニコッと笑って、こう言った。

「遊園地!!」





それから電車に乗った私達は、いろんなことを話した。

何曜日が好きだとか、好きなジュースのこととか……。
くだらない話かもしれないけど、私にはそれだけでも十分だった。

まだ遊園地にも着いてないけど、「このままでも、いいかもな~……」って思うくらい。













……でも、どこかから、痛いくらいの視線を感じた。