職場に入ると、たくさんの女性社員が私を睨みつけた。


「何があったの!?」


私は、深夏のデスクに行き、深夏に問い掛ける。


「……。」


深夏は、聞こえていないかのように無視をした。


「深夏……?」


私が呼んでも、何も言わない。


「北原さぁん!早く自分のデスクについてくれない?深夏ちゃんが迷惑してるわよ。」


後ろから、上司が面白そうに笑いながら言った。



”何が面白いのよ……!”

そう思いながらも、逆らうことは出来ず、素直にデスクへ向かった。