3日で終わらせる

「あ!忘れてた!!」


蓮は急に立ち上がって、走っていってしまった。





「……どこ行っちゃったんだろう。」


あれから、20分経ったのに、蓮は戻って来なかった。


「ケータイ、掛けてみようかな。」


そう思ってケータイを取り出した時……。


「遅くなってごめん!!これ受け取るのに、時間かかって……。」


蓮は戻ってきた。左手にピンク色でハートの形をした風船を持って。


「これ、予約してたんだ。」


「予約……って、ただの風船ですよね?」


「中、覗いてみな。」


蓮は、私に風船を差し出した。
ピンクのフィルムがかかっているようで、見にくいけど、丸い円のような物が見えた。
宝石みたいな物がついてて……。

「もしかして……指輪ですか?」

まさかね……と思いつつ、一応聞いてみた。


「せいか~い!!」


せ、せいか~いって……


「え~!!!!!こんなの、貰えないです……。」


「なんで……?」


「いや、いやいやいや、だってこんな高そうな物、貰っちゃ悪いです。」


「それ、そんなに高いものじゃないから大丈夫だよ。」


明らかに高そうな指輪なのに、私を安心させるためか、蓮はそう言った。