「綺麗だったなー、今日の綾吏。おかげで明日からまた仕事頑張れそうだわ。」 「やった。でも…蓮もすごくかっこよかったよ。」 式の帰り道、手を繋いで街路樹を歩く。 「ふふっ。照れる。」 幸せな時間。 「蓮。」 「ん?」 「れ〜ん。」 「どうした?」 「蓮。」 たくさん、彼の名前を呼ぶ。もう呼べることはきっとないから。 「だから、どうしたの?」 「愛してる。」 「…俺もだよ。綾吏。」 もう一度、二人の距離を”ゼロ”にした。