目が覚めた。 道端に倒れてたんだ。 乱れた格好に ぐちゃぐちゃの髪。 化粧もとれてる。 とりあえず ひろきに電話を掛けた 「…お前今どこ居んだよ?」 「ひろき…今日やっぱ逢うの辞めよう」 「は?何で?」 「ちょっと用事できちゃって」 あたしは涙をこらえた。 ちょうどその時、 電車が通った。 「今線路らへんいるだろ」 「え?」 「いいか?絶対動くな」 「ちょっ…」 ツーツーツー… 電話は一方的に切られた