君の手で
破り捨ててよ
僕が
此処にある意味を

君の目を
覆い隠すよ
僕が
消えてしまうから
悲しい記憶も息を殺して

肌寒いのに
昼みたいに明るい
午前7時
見上げてみれば
蒼と白が僕を見下ろす

飲みかけコーヒー
辞書を広げた
言葉 言葉 言葉

仲間と笑って
馬鹿しても
本当の自分は
何処にもなかった

君の手で
握り潰して
僕を
粉々にしてよ

空っぽが
僕を巣くって
錆びた
自転車のブレーキ
耳を塞いで聞こえなくして


月の光が
庭をぼんやり照らす
午後0時
振り返ったら
赤と白が君に捧ぐ

覚めかけの夢
掴んでむしる
花 花 花

ゆかしく微笑み
隠しても
明日の自分は
見当たらなかった

僕の耳
歌声聞くよ
君は
叫んでいるけれど

棘先が
君を救って
赤は
白の上を流れ
痛みも虚ろな感覚と化して


それもこれも
みんな僕だし
君なわけだし
突かれて疲れて
雛鳥巣落ちても
気にも止めない
世界が滅びようと
関係ないよ
存在理由は
あれもそれもどれも?


冷めかけコーヒー
飲まずに流す
散歩でもしよう


君の手で
破り捨ててよ
僕が
此処にある意味を

君の目を
覆い隠すよ
僕が
消えてしまうから
悲しい記憶の息を殺して








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09'6/3 UP

詩というよりは歌詞ですね。
これは11月にマガで流したものです。
更新遅いと思った人挙手!!